PROJECT NOTE 13

重要伝統的建造物群保存地区のモビリティ・マネジメント研究(’15〜)

古い町並みのモビリティ・マネジメント

 

 ■概要


現地ワークショップ風景(真壁)

 全国の重要伝統的建造物群保存地区(以下、重伝建地区)は2017年2月現在で114を数えるに至りました。重伝建地区には、わが国が将来にわたって保存する歴史的都市・村落として、持続可能であることが求められますが、多くの地区は交通上不便な場所に立地していて、人口減少・高齢化などの持続性に直接関わる問題も抱えています。また、住民のみならず観光客が訪れる場所としても、支障なく機能する必要があるという一般の地区とは異なる要請もあります。

 この研究は、重伝建地区が持続可能であるために必須の条件であるモビリティに着目し、@重伝建地区におけるモビリティが現在どのような状態にあり、A今後いかにあるべきか、を解明することを目的としています。


町屋に収められた自動車(足助)


駐車場分布図(真壁)

 

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ひな祭りの時の駐車場の使われ方(真壁)

 ‘15年度には、モビリティの現状調査として、茨城県桜川市真壁町の詳細な調査(市内の駐車場の所在・規模把握、雛祭り時の駐車場利用状況把握)、また比較のためのサンプル調査(豊田市足助(愛知県)、朝倉市秋月(福岡県)、八女市福島(同)、八女市黒木(同)、鹿島市浜中町・浜庄津町(佐賀県)、嬉野市塩田津(同)、有田町有田内山(同)の7ヶ所・8地区)等を実施しました。

 研究は、筑波大学大学院社会工学専攻の実習「社会工学ワークショップ」「ファシリテーター育成(プレ)プログラム」として行われ、劉一辰・秋葉正美・余思奇・陳園園・梁博・曲芸・山縣杏香(以上、藤川研)・平井恵理・?鵬飛・李歌(以上、松原研)・松林道雄(渡辺研)・諸橋彩香(村上研)・富田真紀(岡本研)の諸君が参加しました。

 


路上駐車の状況(エストニア・タリン)

 


路上駐車の状況(フランス・ストラスブール)


温泉津(ドローン映像)


調査風景

 

 ‘16年度には、前年度同様に、奈良県橿原市今井町重伝建地区において詳細調査を、中国地方の重伝建地区(島根県大田市大森銀山・温泉津、岡山県高梁市吹屋、岡山県倉敷市倉敷川畔)にてサンプル調査を、主として実施しました。 調査は前年度同様,大学院社会工学専攻のWS関連科目として実施され、李雪・呂夢g・大井菜摘・徐暢の諸君(以上,藤川研究室)、平井元貴(山本研)、大村清美(渡辺研)の諸君の参加がありました。

 なお、本研究は、筑波大学とトヨタ自動車の共同研究「次世代社会システムとモビリティのあり方研究」の一部として実施されているものです。

 

 


研究打合せ