本文へジャンプInternational Development and Urban Planning Studies, Graduate School of Systems and Information Engineering, University of Tsukuba, JAPAN
入ゼミ情報
リンク




研究室概要



 都市文化共生計画研究室では、中東・北アフリカ地域を中心に、歴史都市をいかにして保全・再生していくかをテーマに研究をおこなっています。

  

    フェスのブー・ジュルード門    アレッポの石鹸工房     アルジェ湾のファサード     


 
歴史都市の保全・再生は、都市についての歴史や文化、人々の生活をじっくり学ぶことを初めとして、都市計画学、国際協力、文化交流、観光、平和構築といった、様々な観点からアプローチしていくことが求められる、学際領域です。

  
     カナワート都市計画調査    ダマスカス大臣プレゼン   筑波大学北アフリカセンター

 
歴史都市は、その長い歴史において様々な異文化を受容しており、都市空間の「重層化」が見られることに最大の特徴があります。たとえば、ギリシア・ローマ時代のグリッド街路と、イスラーム時代(?)の稠密な袋小路という、異なる原理に基づく都市空間の重層化。あるいは、植民地時代の前衛的な都市計画と、住民によるそこから逸脱したまちづくり。いずれも、その時代の人々の生活に深く根ざした都市組織でありながら、時には自然に、時には暴力的に、複雑に折り重なったまま現代に至っています。都市の多様性は、この重層化のプロセスの執拗な繰り返しによって、少しずつ獲得されてきたものです。

  
      フェス旧市街の街路線     パリ中心部のモスク    ベイルート、教会と並ぶモスク

 
そして、私たち現代人もまた、このプロセスに参加することを避けては通れません。我が国を含めた各国が実施する国際協力もまた、歴史都市の新たな重層化を導くのです。建前的な歴史保存でも、近代化一辺倒の押しつけでもなく、今、そこにある都市のために何が出来るのかを考えること。それが本研究室のテーマです。もちろん、日本の都市にもテーマはたくさんあります。

  
    神戸のユダヤ人シュウエケ邸   東京モスクのドーム      池袋チャイナタウン 

 
研究室は、国際総合学類と社会工学類の2つの学類出身者を中心に構成され、お互いに学びあいながら文理融合型の研究を進めていきます。ゼミ生には、何らかの形でのフィールドワークや留学を奨励しています。将来的には、都市計画や国際協力、観光、あるいは研究等の領域で活躍することが期待されます。


Google
WWW を検索 infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~matsubを検索
〒305-8577 茨城県つくば市天王台1-1-1 理工学群F棟1025
Tel/Fax: 029-853-5086 E-mail:matsub[a]sk.tsukuba.ac.jp


 Copyright © 2011 Urban Multicultural Planning Lab. All Rights Reserved