本文へジャンプInternational Development and Urban Planning Studies, Graduate School of Systems and Information Engineering, University of Tsukuba, JAPAN
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2.プラットフォームとカウンターパート
 
■プラットフォームについて

 本プロジェクトでは、「中東都市多層ベースマップシステム」をプラットフォームとして用います。これは東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所のプロジェクト(代表・黒木英充教授・株式会社国際航業共同開発)の成果ですが、決して受け売りではなく、私自身が同プロジェクトの共同研究員としてコンセプト設計を主導したものです。ごく簡単にご説明しますと、これは「Google Mapsに古地図を乗せ、更にユーザーが任意に情報(写真、動画、音源、文書等)を自由に登録することが出来るシステム」です。本来は歴史研究に地理情報をビルトインする趣旨で開発してきたものですが、インターネットを通じて世界中どこからでもアクセスできるという便利さと、文系の先生向きに簡単に扱えるよう(?)に設計してきたわかりやすさが幸いして、本プロジェクトにおいても効率的かつ安全に戦災情報を集めるツールとなりえるものと期待しています。

詳しくはこちら(拙稿「それぞれの記憶から大きな記憶へ -システムの思想と技術ー」フィールドプラス、2012年)

■カウンターパートについて
 また、カウンターパート機関は、ダマスカスにおいては、これまで私自身も参加させて頂いてきた、「ダマスカス首都圏都市計画・管理能力向上プロジェクト」のカウンターパートの皆様を想定しています。アレッポについては、広島大学で博士号を取得したアフマド・アル=マンスール工学部教授と、奥田敦慶應義塾大学教授が共同で副所長を務めるアレッポ大学学術交流日本センター(95年創設)があります。私自身が06年4月より07年8月まで学振PD研究員として滞在した研究・教育型の国際交流拠点であり、常時100名ほどの日本に関心をもつシリア人研究者及び学生が参加しています。

 プラットフォームとカウンターパート、この二つの組み合わせにより、都市の戦災状況が現下に刻々と把握されるという点に、このプロジェクトの独自性があります。なお、「システム」については、一般の方であっても上記リンクからアクセスして、トップ画面の「Map」から入れば古地図の閲覧機能を楽しむことができます。
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