集中講義 「脳と社会」

筑波大学 社会工学類 - 社会経済特別講義 III

担当教員:  奥田 次郎 氏 (京都産業大学 コンピュータ理工学部 )

奥田氏は、「機能的MRI」など様々な脳計測手法を駆使して、知覚から学習・記憶、意思決定、言語、コミュニケーションまで幅広く研究を進めているユニークで新鋭の認知脳研究者です。 

興味のある方の参加を歓迎します。

日時・場所

紹介

未来を予測するとき、過去の出来事を想い出すとき、私たちの脳はどのように働くのでしょうか?将来のための意思決定、スケジューリングに記憶、学習のプロセスはどのように関わっているのでしょうか?

NeuroImage 19 (2003) 1369–1380  

今回の集中講義は、人間の身体とこころ、知覚と意識、学習・記憶、感情、動機付け、意思決定等に関する認知神経科学の基本的な知識を学び、さらに、神経経済学や神経倫理学など、近年の社会神経科学の最前線に触れることができる、非常に貴重な機会になります。 

講義予定 

1.脳とこころ〜ハードとソフトの多様な関係

2.脳を測って、こころを観る 〜 脳計測の実際

3.意識と注意、感覚/知覚/認知 〜 外界センシング

4.身体意識と運動、計画と遂行 〜 行動プログラム

5.記憶と想像 〜 無限なる夢幻の世界

6.感情と情動 〜 認知の土台、意思決定の舵取り

7.報酬と動機付け、経済行動 〜 生きる目的

8.道徳性と社会性 〜 脳科学の社会応用と倫理的問題

関連情報


問い合わせ先: 秋山 英三