集中講義 「人工社会・人工経済入門」

筑波大学 社会工学類 - 社会経済特別講義 I)

担当教員:  和泉 潔 氏 (東京大学大学院工学系研究科)

和泉氏は、人工社会、マルチエージェントシミュレーション、経済テキストマイニング、移動データ解析等の分野の最前線で活躍している研究者です。(和泉氏のホームページ

興味のある方の参加を歓迎します。

1999年度から実施しています。

日時・場所

講義概要

エージェントベースのコンピュータ・シミュレーションで、様々な社会現象を紐解く分野を「人工社会」といいます。

本講義では、代表的な人工社会モデル、マルチエージェントモデルのいくつか(シェリングの分居モデルSugarscapeモデルなど)が、実際のデモンストレーションとともに解説されます。そして、遺伝的アルゴリズムを用いた外国為替市場のマルチエージェントモデルなど、 いくつかの興味深い研究成果も紹介されます。

参考テキスト

「人工市場 (相互作用科学シリーズ)」

 

講義予定

初日は1-4, 2日目は5-8の予定

  1. 基本用語の説明
  2. 人工社会研究の紹介
  3. 組織はなぜできるのか? ・・・群れ行動、適応的な組織
  4. 社会の動きを調べる ・・・住み分け、民族対立
  5. 人工社会を作ってみよう ・・・シミュレータを使ったプログラミング
  6. 人間の歴史を再現する ・・・砂糖社会、インディアン部族
  7. 現実の問題に適用する ・・・テーマパークの混雑、テレビの視聴、自然災害
  8. 金融市場のシミュレーション ・・・人工市場

 


問い合わせ先: 秋山 英三