前述したように、print文には項目をカンマで区切って並べます。項目は通常、スペース1つで区切られて出力されます。しかし、スペースでなければならないわけではありません。デフォルトでスペース1つになっているだけです。組み込み変数OFSを設定することにより、出力フィールドセパレータとして任意の文字列を指定できます。この変数の初期値は文字列" "です。
print文全体の出力を出力レコードといいます。print文は出力レコード1つを出力し、次に出力レコードセパレータという文字列を出力します。組み込み変数ORSは、この文字列を指定します。この変数の初期値は、ニューライン文字を含んだ"\n"です。つまり、通常、print文の出力は行単位になります。
変数OFSおよびORS、またはそのいずれかに新しい値を代入することにより、フィールドやレコードの出力方法を変更できます。これは、通常、入力の処理が開始される前に行われるように、BEGINルール内で行います(see section 特別なパターンBEGINおよびEND)。これはコマンドラインで、入力ファイル名の前で代入を行うことによっても可能です。
次のawkプログラムは、セミコロンで区切られた、各入力レコードの1番目と2番目のフィールドを各行のあとに空行を追加して表示します。
awk 'BEGIN { OFS = ";"; ORS = "\n\n" }
{ print $1, $2 }' BBS-list
ORSの値にニューラインが含まれていない場合、他の方法でニューラインを出力しない限り、出力はすべてつながって1行で表示されます。